ポリマー/レジン/機能化学品

メタロセン系ポリプロピレンウィンテック

ウィンテックは独自の新世代触媒技術を用いて、従来の触媒ではなし得なかった均質な分子構造と、さまざまな性能面の特長を持つ全くの新しいPPです。不要な低分子量・低結晶性成分を大幅に削減しクリーンな材料が実現しました。食品包装や医療分野にも好適です。さらにランダムPP(エチレン・プロピレン・ランダム共重合体)では、従来型触媒では到達し得なかった、超低融点PPの開発に成功しました。

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特徴

■ ウィンテックとは

一般的名称 ポリプロピレン
略記号 PP
英語名 polypropylene
化学式
結晶/非晶性 結晶性(Tm:165℃)
供給形状 ペレット;乳白色、半透明(自然色)


■ 特長

・結晶性分布が狭い。
低融点ポリマーの製造が可能、融点見合いの剛性・耐熱性を高く保持できます。
透明性に優れています。

・低分子量・低結晶成分が少ない。
耐溶剤抽出性に優れ低臭・低味の成形品が得られます。
成形時の発煙・臭気・金型汚れ等が少なく良好な加工環境、量産性を達成します。
表面ブリードによる表面汚染が少なくなります。
表面のべたつきが少なくなります。

・分子量分布が狭い。
溶融張力が低く、ドラフト性・延伸性がよくなります。

 

用途

ウィンテック(メタロセン系ポリプロピレン)は低分子不純物を大幅削減したクリーンさから、食品や医療の包装器分野に最適です。また、表面汚染の少なさから印刷・蒸着などの二次加工分野にも使用されます。

  • ヒートシール材、シュリンクフィルム、オーバーラップ包装
  • 食品包装・容器、透明シート
  • 医療用包装・容器
  • 印刷・蒸着などの二次加工分野
  • 繊維、メルトブロー、スパンボンド
  • 高速加工の生産効率向上でラミ、CPPなど
  • 柔軟でヒンジ白化がなく、ヒンジキャップ。
例:食品用・一般用ヒンジキャップ

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